運転手不足に嘆く令和元年。その原因や時代のニーズを探る

運転手不足に嘆く令和元年。その原因や時代のニーズを探る

平成末期は毎日のように人手不足がニュースとして取り上げられていましたが、その流れは令和元年を迎えた2019年も変わりません。

特に話題となっているのがトラックやタクシー、バスといった運送業務を担う運転手の人手不足です。

いったいなぜ様々な仕事の中でも運転手に人材が集まらない状態が生まれているのでしょうか?それには時代のニーズが大きく関係していると言われています。

50年前の日本は一億総中流社会と言われ、普通に学校を卒業すれば誰もが生活に困らない仕事に就き、家族を養うことが可能でした。

しかし欧米式のグローバル資本主義を受けてれた1990年代以降リストラや非正規雇用の推進が進んだことで、日本の若者は将来の見通しが立たない不安定な生活を強いられるようになります。

その結果、かつてはプロ野球選手や飛行機のパイロットなど夢のある仕事が上位を占めていた、小学生のなりたい職業ランキングに、公務員のような安定性重視の仕事が登場する事態となりました。

今の若者が仕事選びをする際に最も重視するのは、安心してずっと働ける安定性なのです。

 
自動運転になる前だからこそできるキャリアプランを考えることが有効

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そして残念ながらドライバー業界はこの条件を満たしているとは言えません。

その原因となっているのが自動運転技術の急速な発展です。

自動運転がどの段階で日本社会全体に普及するかについては、専門家の中でも様々な意見がありますが、早ければ10年以内に社会全体に浸透すると言われています。

つまり今年運転手として採用された若者が、30代になった段階で自動運転が一般化している可能性がある訳です。

もちろん自動運転が普及したからといって、すぐに人間の運転手が不要になるとは限りませんが、技術が発展するほどに人間の持つ運転技術の価値は下がり、それが待遇面にも影響してくることは避けられないでしょう。

こうした現実を前にして子供の頃からリストラによって仕事を失った大人たちの姿を見てきた、平成世代の若者たちに過渡期である10年間だけ運転手として働けと言っても、嫌がられるのはある意味当然のことです。

もし日本政府や企業が運転手不足の解決を目指すのであれば、まずドライバー業界に興味を持っている若者たちの、自動運転によって仕事が奪われるのではないかという不安を解消することが必要です。

たとえば大手グループ企業であれば自動運転の普及予想時期の前から、段階的に人員を別部門に異動させるといったキャリアプランの提示は有効な方策といえるでしょう。

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